当院における胸鎖関節後方脱臼4例の治療経験
Published in Orthopedics & Traumatology • Sep 24, 2026
Authors:,,
Kohei Tsukahara
佑一郎 大﨑
太朗 高橋
Abstract
外傷性胸鎖関節脱臼は全脱臼の1%未満と言われており,後方脱臼はそのうち約5%とさらに稀な疾患である.症状としては胸鎖関節部の腫脹,疼痛,肩関節運動制限などを認めるほか,時に気管・食道・大血管損傷などの重篤な障害が危惧され,治療は緊急性を要する.しかし胸鎖関節後方脱臼は,単純X線正面像で診断をつけるのは困難であり,本疾患を念頭に日常診療に当たることが診断には不可欠である.本稿では,当院で2005年から2025年までに経験した外傷性胸鎖関節後方脱臼4例を対象に,受傷時平均年齢・受傷原因・受傷機転・整復法・受傷から整復までの平均日数を後ろ向きに調査し,文献的考察を加えて報告する.
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