心理臨床における"わたし"概念の拡大 : 自我と「自己」から〈わたし〉へ
Published in OUKA (Osaka University Knowledge Archive) (Osaka University) • Mar 31, 2018
Authors:,,
幸大 二宮
Koudai Ninomiya
コウダイ ニノミヤ
Abstract
心理療法において、セラピストがどのような支援・治療を行うかには、“わたし”というものの捉え方が本質なこととして関わっている。本論では、まず、自我と内なる他者との関係を含めたものを「自己」、「自己」と外なる他者との関係までも含んだ意識、あるいは体験の場として<わたし>を定義した。次に、自我や自己に関する先行概念との比較研究を行い、<わたし>の性質について述べた。すなわち、<わたし>においては、現実的な意味とその人にとっての意味とが重なって体験されること、置かれている関係に転機が訪れるたびに、<わたし>は脱構成と再構成を繰り返すこと、それは潜在的な癒しの可能性が経験可能なものになる場であることであ...
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