『日本書紀』における「斉明紀」の記述方法-「大規模土木工事」と「怪異事件」を中心に
Published in 台大日本語文研究 • Dec 1, 2020
Authors:,
鄭家瑜
Chia-yu
Abstract
『日本書紀』に記されている四十一人の天皇の中で、斉明天皇(宝皇女)は非常に独自性の強い天皇である。たとえば、野明天皇が崩御した後、皇位継承者がいるにもかかわらず、宝皇女が舒明天皇の皇后として即位し、皇極天皇になった。さらに、孝徳天皇の時代を間に挟み、六十二歳の高齢で再び即位して斉明女帝となったのである。日本史上初の重祚をした天皇として皇極.斉明天皇はよく知られている。本稿ではこの高名である斉明天皇に着目し、『日本書紀』「斉明天皇紀」(以下、「斉明紀」と略す)における「大規模土木工事」「怪異事件」という二項目に焦点を置き、「斉明紀」の記述方法を考察することを試みた。以上の考察により、「斉明紀」に...
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