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「象徴天皇制」という言葉--用語の定着過程

Published in Kyoto University Research Information Repository (Kyoto University) • Sep 1, 2006
Authors:
望 冨永

Abstract

本稿は従来の研究が見落としてきた「象徴天皇制」という用語それ自体の由来を、憲法論を四期に分けて検証することで解明する。第一期は新憲法制定直後であり、この時期は君主制が維持されたのか否かが議論の中心で、象徴という言葉自体がまだ定着していなかった。第二期は一九五二年の解散権論争を契機として、象徴の権能に注目が集まった。憲法学界の大勢は新憲法を共和制に引きつけて解釈する方向に進み、天皇の無力性を強調する言葉として「象徴天皇」の語が出るようになった。第三期は一九五四年に保守政党が相次いで発表した改憲構想に憲法学界が批判を寄せ、天皇元首化に反対する立場から「元首でない天皇」という文脈で「象徴天皇」の語が...

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