頸部腫脹―悪性疾患を見落とさないために―
Published in Nippon Jibiinkoka Tokeibugeka Gakkai Kaiho(Tokyo) • Sep 20, 2021
Authors:
清彰 塚原
Abstract
頸部腫脹を主訴に来院した症例を提示しながら, 悪性疾患を見落とさないためのポイントを述べる. 一つ目は年齢で良悪性を判断しないことである. 甲状腺癌, 上/中咽頭癌など比較的若い年齢層であっても悪性腫瘍の症例がある. 積極的に穿刺細胞診を行うことをお勧めする. 二つ目は口腔咽喉頭をすべて観察することである. 当たり前かつ容易に思えるが, 歯肉, 口腔底, 下咽頭輪状後部など見逃されている部位も少なくない. Modified Killian 法や NBI モードを併用した観察が必要である. 三つめは嚢胞状腫瘤である. 側頸部の嚢胞状腫瘤を側頸嚢胞とすぐに診断するのは危険である. ヒトパピローマウ...
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