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実践的意識から見たオリエンタリズム : ギデンズ的視点によるサイード著『オリエンタリズム』の再構成

Published in OUKA (Osaka University Knowledge Archive) (Osaka University) • Jan 1, 1996
NobleIDNI1P79W77R01S59
Authors:
均 竹中

Abstract

近年、サイードのオリエンタリズム批判が多くの注目を集めている。それに対して、西洋の帝国主義的野望を暴露するだけの表面的な批判にすぎないとする評価があるのは確かだが、サイードの真の狙いは、根本的な水準における認識論的批判である。だが、彼のこの狙いは必ずしも満たされているわけではない。この点を理解するためには、ギデンズの構造化の理論を利用するとよい。この視点によって、「知る」という一見自明な概念が多くの問題を含んでおり、この概念を充分注意深く扱っていないことがサイードの議論を瞹昧にしてしまった原因であることが分かる。ギデンズ的観点の導入によって、サイードの議論は真に認識論的な批判、すなわちオリエン...

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