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「平和の人類学」の射程 : ソロモン諸島の「エスニック・テンション」を事例に暴力回避と紛争解決を考える

Published in OUKA (Osaka University Knowledge Archive) (Osaka University) • Mar 31, 2014
NobleIDNI6P64W56R41S72
Authors:
真一 藤井

Abstract

本稿では、民族誌調査に依拠しながら議論される平和の研究群、言い換えれば「平和の人類学」と呼びうる研究群を概観し、到達点と諸課題を吟味する。平和の人類学の到達点は以下のふたつである。第一に、一見すると静態的な平和状態がいかにダイナミックな社会的プロセスによって成り立っているのかを民族誌調査に基づいて明らかにすること。第二に、紛争と平和とを連続的な社会的プロセスとして捉え、両者の動態的な関係を考察すること。ただし、これまでの「平和の人類学」は研究対象を非暴力的で平和な社会に限定する傾向があった。しかし、民族誌調査に基づいて平和を考えるためには、紛争や暴力状況をも視野に入れた研究が不可欠である。平和...

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