ムスリム同胞団創設者ハサン・バンナーの「行動の思想」 (特集 祈り)
Published in Kyoto University Research Information Repository (Kyoto University) • Jan 31, 2015
NobleIDNI4P39W46R63S97
Authors:
貴之 横田
Abstract
本稿では、ムスリム同胞団の創設者・初代最高指導者であるハサン・バンナーの論考集の分析を通じて、彼が同胞団メンバーの個人的な信伽心をいかにして組織活動へ転化したのかを論究した。そこで明らかになったのは、バンナーが当時の社会状況に応じた「行動の思想」を新たに構築したことであった。バンナーの思想では、イスラーム世界が直面する諸問題を解決するために、イスラームの教えに基づく改革が必要とされた。そのために個人の信仰が基礎として位置付けられ、それを行動として実践する必要性が主張された。それは、個人から始まり、家族、社会、政府、イスラーム世界へ漸進的に進められるものであった。そして、行動を実践に移すための場...
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