神亀五年・天平二年の「学制改革」に関する基礎的考察
Published in Kyoto University Research Information Repository (Kyoto University) • May 31, 2009
NobleIDNI9P27W90R08S96
Authors:
訓也 桑田
Abstract
神亀五年・天平二年の学制改革は、古代学制の基本構造を規定したものとして重視されているが、それぞれの年に何が行われたかについて十分な見解の一致をみておらず、改革の性格や背景についても検討の余地が残されている。本稿では、まず、事実関係の再検討を行い、神亀五年には大学寮に律学博士二人と直講四人が置かれたのみであること、天平二年に至って大学寮に文章学士一人と明法生十人・文章生二十人が置かれたことを明らかにした。また、天平二年創設の得業生制度は、はじめ大学寮のみを対象として立案されたが、陰陽寮・典薬寮にも適用するよう修正を受けて成立したことを指摘した。次に、改革の性格や背景について検討を行い、神亀五年改...
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