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〈円成寺陵〉の歴史的位置 : 律令山陵制度の転換

Published in Kyoto University Research Information Repository (Kyoto University) • Mar 31, 2013
Authors:
亮太 黒羽

Abstract

山陵とは天皇の墳墓であり、その主体は遺体(遺骨) に他ならない。平安時代後期には、遺骨は山陵から寺院へと安置する場所を変えるが、このことは山陵が終焉し、新たに「寺の陵」が成立したことを意味するであろう。本稿では山陵に変わる新しい天皇陵のスタイルを<寺陵>と呼称することにしたが、かかる変化の画期は、一条天皇の<円成寺陵>の成立に求められる。山陵が陵戸によって管理されていたのに対し、<寺陵>においては寺院がこれを行うようになる。このことは山陵使の陵前儀式に最も端的にあらわれている。ここに律令山陵制度は大きな転換点を迎えることとなったが、一一世紀初頭に生ずるこの変化は、律令国家の転回とも対応するもの...

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