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所謂「斉民要術巻頭雑説」について

Published in Kyoto University Research Information Repository (Kyoto University) • Jan 1, 1965
Authors:
賢次郎 米田

Abstract

斉民要術の巻頭雑説は、要術の著者賈思勰の筆ではなく、要術にない蕎麦や糙種などの語が見られるため、後人の作が添加されたものと一般に考えられている。それに対し私は本論において、要術中の瞿麦は蕎麦と思われるし、しかも技術的にみて、要術の整地法は、現在と同じく耕-耙-労の三段階なのに対し、雑説は耕-労の二段階になっているので、雑説は要術より古いものと考えるのが常識的であり、蕎麦や糙種など新らしいと思われる語の混入しているのは、転写中にその時の慣用語に改ためられたものではないかとの見解を提出するものである。

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