都市における移住者と文化 : 一九世紀パリにおける地方出身者の事例 (特集 都市)
Published in Kyoto University Research Information Repository (Kyoto University) • Jan 31, 2012
NobleIDNI1P59W92R30S91
Authors:
伸仁 長井
Abstract
パリは一九世紀に入ると百年で五倍超という急激な人口増を経験するが、増加の大半は地方からの人口流入によるものだった。入口流入はそれ自体で多くの問題を生み出すが、他方で、フランスは一九世紀を通じて言語的・文化的な多様性を色濃く残しており、それはパリにも反映されていたと考えられる。だが、移住者たちが番語的・文化的特性をどれほど有していたのか、その結果パリがいかなる都市社会であったのかを総体的に測ることは、容易ではない。本稿では、この問題に対してカトリック教会の認識や活動を通じて迫った。研究の結果、パリ大司教座は地方出身者の処遇や特性に注意を払っていなかったこと、また、地方出身者を対象としたカトリック...
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