龍樹の思想 : 心の実践哲学
Published in OUKA (Osaka University Knowledge Archive) (Osaka University) • 2026
NobleIDNI8P10W95R45S73
Authors:,,
佐藤, 伸郎
サトウ, ノブロウ
Sato, Noburo
Abstract
この論文は、龍樹の思想を研究した。龍樹の思想は縁起にあることを示す。龍樹の思想とはこういうことである。仏法では「如」を頻繁に説く。如とは縁起のことである。ありとあらゆるものは、相互依存(縁起)し、脈絡し合って存在する。われわれは、独立したものとして存在し、周囲もまたそのように存在すると思っているが、実際はそうではない。先行研究として、中村元の『龍樹』を選択した。中村は龍樹の思想を詳細に分析し、龍樹の思想を縁起に集約させた。中村は縁起を概念領域に限定し、考察した。中村は縁起を思考し、縁起は各自が体得するほかないと考えた。この論の特徴は三つ。ひとつめは、中村の提示した縁起観を踏まえ、経典からの引用...
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