尾瀬ヶ原湿原の「動ぎの田代(ゆるぎのたしろ)」の地形的特徴について
Published in Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers (Hokkaido University) • Mar 31, 2022
Authors:,,
正夫 永坂
晴夫 福原
典礼 高野
Abstract
尾瀬ヶ原湿原には,歩くと足元が揺れて地下に水体の存在が知覚される「動ぎの田代(ゆるぎのたしろ)」と呼ばれる地形がある.2019-2020年に上田代の2地点,中田代の1地点で,地下水,周辺池溏および地表水の採取と水質分析,地下の構造を把握する各種調査を実施した.3地点の動ぎの田代は,共通して地表面の泥炭層の下部に水体の層があり,面的な広がりを持つことが推定された.また,動ぎの田代は,中田代の「竜宮」に似た構造の地下水の湧き出す小池溏や,地表流の吸込み口となっている小池溏を伴っていた.動ぎの田代の成因解明には,「竜宮」に似た構造相互が泥炭層内でどのようにつながっているのか明らかにしてゆくことが必要...
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