企業の道徳的行為者性をめぐる企業の意図の問題 : 推論主義に基づく検討
Published in Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers (Hokkaido University) • Mar 25, 2021
NobleIDNI0P50W00R25S00
Authors:
優樹 西本
Abstract
本稿では、ビジネス倫理で「企業の道徳的行為者性」(corporate moral agency)をめぐって中心的な論点となる企業の意図の問題を、推論主義(Brandom 1994)と呼ばれる言語行為論の一類型を援用して検討する。\n企業に行為の意図を認めることができるかという問題は、従来から心の哲学の心理主義と機能主義の対立を反映する形で議論されてきた。すなわち、意図に関して心理主義を支持するレンネガードとヴェラスキーズ(2017)が、心を持たない企業が意図を持つことはありえないと主張するのに対し、機能主義を支持する論者は、企業に意図の機能的特徴を見出すことができると主張する。\n本稿では、こ...
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