固定性概念の有用性と二つの可能性について
Published in OUKA (Osaka University Knowledge Archive) (Osaka University) • 2026
NobleIDNI4P71W20R76S97
Authors:,,
明日香 本山
アスカ モトヤマ
Asuka Motoyama
Abstract
本稿では、「固定性(rigidity)」概念は形而上学的可能性にとってのみ重要であり、この特徴を見落としたことがジョゼフ・ラポルテとステファンP. シュワルツとの間に固定性概念をめぐる不毛な論争をもたらしたと主張する。ソール・クリプキは『名指しと必然性』において、固有名の固定性概念を用いて可能性を考察する。この固定性概念が一般名辞に適用可能かどうかをめぐってジョゼフ・ラポルテとステファンP. シュワルツとの間にはここ数年いくつかのやりとりが交わされている。だがこの典型的な議論において、両者の見解はすれ違っている。特に顕著なのは、一般名辞の指示対象をめぐる問題においてである。このすれ違いにおいて...
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