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尾瀬ヶ原の湿原植生分布を決めている泥炭土壌の理化学的要因

Published in Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers (Hokkaido University) • Mar 31, 2022
Authors:
村上, 大樹
,
楊, 宗興

Abstract

泥炭湿地の植生分布と泥炭土壌の栄養性の関係を明らかにすることを目的として,日本における有数の泥炭湿地である尾瀬ヶ原において,河川から湿原中央部にかけて調査測線を設定し,植生分布と泥炭土壌の理化学性の調査を行った.その結果,尾瀬ヶ原の植生分布は,泥炭土壌の理化学性に基づいて明確に支配されていることが明らかとなった.地下水位の測定結果から,尾瀬ヶ原湿地の大部分は降水涵養型の泥炭湿地であると判断されたが,泥炭土壌の粒度分析結果から,尾瀬ヶ原の大部分では,洪水時に供給された土粒子がミネラル供給源となり,湿原植生の分布に影響を及ぼしていることがわかった.

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