樹木の葉に見る防御戦略のいろいろ : 樹木の被食防衛能力が生物間相互作用に果たす役割とは?(光合成生産過程からみた樹木の環境適応)
Published in Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers (Hokkaido University) • Oct 1, 2005
Authors:,
佐和子 松木
孝良 小池
Abstract
はじめに:「世界はなぜみどりなのだろう?」地球上には植物を食べる動物(植食者)が数えきれないほど暮らしているのに、なぜ森林のみどりは食べ尽くされずにいるのか?という一見素朴にも思えるこの疑問は、研究者の間でも古くから問われてきた。この問いに対して、60年代初頭には「植食者の密度が低く抑えられている主要因はそれを食べる捕食者のおかげである」つまり植食者の群集構造はトップダウン的に決められているという見解が示され た (Haristo ent aL,1960)。しかし、その後植物と動物に関する研究が進む中で、これまで逃避や攻撃の手段を持たない静的な資源と考えられていた植物は、餌となり得る植物体に毒...
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