序論--人種表象研究の今後の課題 (差異の表象)
Published in Kyoto University Research Information Repository (Kyoto University) • Jan 1, 2011
Authors:
泰子 竹沢
Abstract
この小論は,人種表象に関する共同研究の成果である『人種の表象と社会的リアリティ』(2009)およびRacial Representations in Asia(2011)で展開した人種表象についての議論をさらに深化させるために,その準備作業として今後の課題をいくつかを素描するものである。最初に,日本の「見えない人種」の表象との接点を見出すために,海外の事例をいくつか紹介しつつ,表象のプロセスにおいて注目すべき点を指摘する。ここで取り上げるのは,南北戦争前のアメリカ南部で「白人」「黒人」の境界領域にいた人々や,現代のオーストラリア社会に存在する,「白い肌」をもつアボリジニの人々などである。「白人...
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